asagao5-11’s diary

300~600字程度で、昔の記憶を記録する

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

< 私とメガネ >

目は一度悪くなると元には戻らない。 3歳か4歳の時、 母:「絵本と目を30cm離しなさい、目が悪くなっちゃうわよ!」 私:「目は2つあるから大丈夫」 母:「そういうことを言ってるんじゃないの」 真剣になるとどうしても見ているもの、書いているもの…

< 湯舟に浸かって100数える >

人生半世紀を過ぎた。 身体は冷やすより温めたほうがいいのだが、湯舟に浸かることが少 なくなり、シャワーを浴びて終わらせることが多い。シャワーは身 体を冷やすことを分かっているが、時間短縮のためシャワーを選ぶ。 ちょっと寒い、寒気がする、今日は…

< お出かけ >

半世紀程前の幼少時代は、月に一度か二度、土日のどちらかは 家族でデパートへお出かけをしていた。楽しくて楽しくて仕方が なかった。本屋(有隣堂)へ行って、お目当ての本をよく買って もらった。どこかで外食をした記憶はないが、祖父母が来ている 時だ…

< 妹が落ちた >

小学校3年生か4年生、公団の子供会企画で丹沢登山へ行った。 総勢50名程、路線バス2台借りて登山道入口まで運んでくれた。 頂上まで順調に到達し、お昼ご飯を食べてあとは下山だけ。途中 後方で「誰か下に落ちたぞ!!」という声が聞こえた。きちんと 整…

< 祖父母を肩車 >

父方の祖父母は明治末期生まれ。祖父は身長180cmで当時と してはずば抜けて高い。祖母は逆に140cm台と小柄でかわいら しい。祖父には幼少時、よく“肩車”をしてもらった。見晴らし は大変良く、ゆうに2mは越えていたが家の鴨居によくおでこを ぶつけて泣いて…

< 成長してるんだ >

昔、遊んだ場所へ行った。どれも小さい。こんなに小さかったの か?ジャングルジム、ブランコ、鉄棒、学校の机、ザリガニ取った 用水路の幅、階段の高さ等 確認できそうなものはたくさんある。 それだけ自分は大きくなったんだ。 すでに祖父母は他界したが、…

< ヘリに追われた! >

学生時代、友人4人で北海道ツーリングへ行ったその帰り道、 船で函館から青森へ入り東北自動車道を南下中にヘリ(ヘリコプ ター)に追われた。 岩手県に入った。真っすぐな高速道路は眠くなる。歌を歌う、 スピードを上げて緊張感を持たせて走行する。一番…

< 痛みに痛みはない? >

14歳の時、バッサリ左肘等を切った。風呂場でのぼせてガラス 扉に突っ込んだ。その日に限って湯はたっぷり、かなり熱め。水を 入れればいいものを我慢して入っていた。「もう限界、さぁ出よう」 と湯舟から出た瞬間、気を失って倒れた。ガラス扉の割れた音…

< 箸を忘れた味 >

私:「あ~、また忘れた箸!」自分に嫌気がさす。 母:「お弁当、作るまでしたんだから、後は自分で箸入れてナフキ ンに包んで持っていってよ!」と言われていた。 母は私が中学高校と6年間も毎朝5時に起きて、自分の仕事がある なしにかかわらず、お弁当…

< 海老を見ると >

公団に住んでいたとき、まだ小学校に上がる前である。 お隣のK君ちの玄関前で大声が聞こえた。 K君の母:「こらっ!!そんなもん取ってきて!!どうするのよ~」 「捨ててきなさい!ベランダはそんなもん置けないよ!」 バケツの中には数十匹のマッカ(アメ…

< ちんたらちんたらして >

小学生の頃、母からよくこの台詞を聞いた。自分ではあまりとい うか全然ピンときていなかった。 羊年生まれの人はみんなのんびりしている? 祖母:「あんたは人一倍やらないとみんなと同じにならないから」 と言われた。干支で全てが決まるのか?そんなバカ…

< 通知表と宿題 >

昔は小学校の一学期の修了式が私の誕生日だった。梅雨明け本番 の日。夏休みに入る嬉しさの前に、両親は「見せるものがあるでし ょ!」と渋い顔で言ってくる。プレゼントはさておき「通知表」で ある。良いはずがない。母は「何でこんなに悪いの?良いのは“…

< ごはんつぶ >

毎日3食お世話になっている“ごはん”。幼少時、茶碗の所々に 残る“ごはんつぶ”を祖父が見て「一粒も残さず食べなさい。お百 姓さんたちが一生懸命に作ってくれたんだから」とよく言われた。 つぶ(粒)の集合体はパン以上に腹を満たしてくれる。その“ごは ん…