asagao5-11’s diary

300~600字程度で、昔の記憶を記録する

< 痛みに痛みはない? >

 14歳の時、バッサリ左肘等を切った。風呂場でのぼせてガラス

扉に突っ込んだ。その日に限って湯はたっぷり、かなり熱め。水を

入れればいいものを我慢して入っていた。「もう限界、さぁ出よう」

と湯舟から出た瞬間、気を失って倒れた。ガラス扉の割れた音は相

当な音だったに違いない。その音、私は知らない。後日談だが、近

所にも聞こえていたようだ。

 台所で洗い物をしてた母の叫びで目覚めた。「ん?何でここで寝

ているんだ?」私は天井を見ていた。母の顔が見えた。ガラス扉は

鋭い割れ方をし、洗面所は血の海だった。左肘から何か飛び出てい

た。左足も左脇腹も結構深く切っているのに痛みは一切ない。全て

が一瞬の出来事。家族総出で助けてくれた。救急車、早く来て!!