asagao5-11’s diary

300~600字程度で、昔の記憶を記録する

< 妹が落ちた >

 小学校3年生か4年生、公団の子供会企画で丹沢登山へ行った。

総勢50名程、路線バス2台借りて登山道入口まで運んでくれた。

頂上まで順調に到達し、お昼ご飯を食べてあとは下山だけ。途中

後方で「誰か下に落ちたぞ!!」という声が聞こえた。きちんと

整備された登山道で落ちるやついるのかと思ったが、後方から順

に伝言のように伝わってきて、妹であることがわかった。

「えー!?」。私はかなり前方を歩いていたのですぐさまUター

ンをして人をかき分け登った。

 すると妹が下山してきた。

私:「落ちたんだって!?」

妹:「なんか踏み外しちゃって、コロコロ落ちちゃった」

  「木かなにかにぶつかって、1人で上がってきた」

  「誰も助けにこないんだもん」

保護者がたくさん参加しているのに、誰1人助けにいかないとは

どういう神経しているんだ。

でも良かった~助かって。