asagao5-11’s diary

300~600字程度で、昔の記憶を記録する

< 小さな車掌さん >

 日曜日の午前、渋谷方面の田園都市線の車内で、3歳くらい?の

男の子とお母さんが手を繋いでいた。

 車内アナウンスが入る。「次は~〇〇でございます」の後、男の

子は続けるように同じアナウンスを復唱する。1つ1つ駅名を言っ

て、まるで覚えたての日本語を話すように ゆっくりたどたどしく

言う。その横でお母さんは日本語を確かめるように「うん、そうね

!」と言っていた。

 二子玉川の車内アナウンスが入る。男の子は続けて、「ふたごた

わわわ~、ふたごたわわわ~でございます。おおいまちせんはおの

りかえです。」すかさず、お母さんは「“たわわわ”じゃなくて、“た

まがわ”ね!ふたごたまがわ」とゆっくり正しく伝えた。

男の子は数回復唱するも「ふたごたわわわ~ふたごたわわわ~」。

「が」が言えなかったのだ。

 そういう私も「スパゲッティ」を「スパゲテー」と言っていまし

た。あはは!