< “気をつけて” というおまじない >
学生時代、バイクツーリング中に事故を起こした。よくある右直
事故。時速40km/h前後だと記憶しているが、右折してきた乗用車
に突っ込んだ!頭から車のフロントガラスへ突っ込んでいった。今
だにあの記憶と事故までのスローモーションが映像で頭に残る。
全身打撲、むち打ちだけはまのがれたが身体はボロボロだった。
バイク屋の店長に伝えたら、「ほらぁ~、気をつけてって言った
じゃん」と言われた。自分の不注意もある。相手の“行けるだろう”
という強引、過信もある。
私の打撲は酷かった。通常であれば、3日バンドエイドした箇所は
被れ、痒くなるのに、この事故では自分では見えない首後ろから背
中、腰回り臀部、腿裏、足首まで紫色いや黒に変り、湿布を半年貼
っても被れず、腫れが引かなかった。いつ正常に戻るんだ?
出発前、両親から「気をつけて」、バイク屋の店長にも「気をつ
けて」と言われ、自分でも「気をつけて行くぞ」と思っていたが、
気をつけられなかった。
何度も何度も口ずさんで“暗示”をかけないとな~と思いました。
この事故で一度バイクを降り、また数年後に復活。より高いレベ
出発時の暗示、到着後のお礼(無事到着しました)を続けました。
無事行って帰ってくるのは当たり前、その当たり前を継続できるよ
うこれからも魔法の暗示をかけて走りたいと思います。