< 千頭で聞いた汽笛は999? >
博物館でしか観たことがなかったSLを大井川鐡道千頭駅で見た。
小学生から大人、鉄道マニアの人まで人だかりは凄い。さすが、
現役で走っているだけある。迫力満点だ。
先頭に乗れば(乗客は乗れないが)、汽車に乗っている感満載だ
が、客車はあの直角に座る椅子(ボックスシート)のようだ。
昔の東海道線と同じだ。長距離乗車していると腰とお尻が痛くな
ってくる。私の父は学生時代に東京から九州博多まで、汽車で行
ったという話を聞いたことがある。朝から晩まで、ひたすら乗っ
て、トンネルに入る時は車内に煙が入らないよう窓を閉めたよう
だ。扇風機はない、椅子はボックスシート、「背中は痛くなる、
お尻も痛くなってくるから、時々お尻をずらした」と。新幹線
なんぞない時代。朝から晩まで乗っていたと言っていたが、果た
して何時間乗っていたのだろう。
蒸気機関車の煙、乗客よりも周辺の家々に迷惑がかからないのか、
洗濯物に煙は付着しないのか、気になってしまう。
話は変わるが、映画やテレビで放映されていた“銀河鉄道999”
この番組にはかなりはまった。メーテルと鉄郎の旅物語。
大井川鐡道のSLの汽笛を聞いて、「あっ!!999だ!」と即座
に思った。
「千頭に999が停車している!」
「メーテルと鉄郎がいる!」
マンガと現実が交錯した瞬間だった。
しかし現実は線路は地上のみ(当たり前)、メーテル、鉄郎はいな
い。汽笛だけが999だった。