asagao5-11’s diary

300~600字程度で、昔の記憶を記録する

< 千頭で聞いた汽笛は999? >

 博物館でしか観たことがなかったSLを大井川鐡道千頭駅で見た。

小学生から大人、鉄道マニアの人まで人だかりは凄い。さすが、

現役で走っているだけある。迫力満点だ。

先頭に乗れば(乗客は乗れないが)、汽車に乗っている感満載だ

が、客車はあの直角に座る椅子(ボックスシート)のようだ。

昔の東海道線と同じだ。長距離乗車していると腰とお尻が痛くな

ってくる。私の父は学生時代に東京から九州博多まで、汽車で行

ったという話を聞いたことがある。朝から晩まで、ひたすら乗っ

て、トンネルに入る時は車内に煙が入らないよう窓を閉めたよう

だ。扇風機はない、椅子はボックスシート、「背中は痛くなる、

お尻も痛くなってくるから、時々お尻をずらした」と。新幹線

なんぞない時代。朝から晩まで乗っていたと言っていたが、果た

して何時間乗っていたのだろう。

 蒸気機関車の煙、乗客よりも周辺の家々に迷惑がかからないのか、

洗濯物に煙は付着しないのか、気になってしまう。

 話は変わるが、映画やテレビで放映されていた“銀河鉄道999”

この番組にはかなりはまった。メーテルと鉄郎の旅物語。

大井川鐡道のSLの汽笛を聞いて、「あっ!!999だ!」と即座

に思った。

千頭に999が停車している!」

メーテルと鉄郎がいる!」

マンガと現実が交錯した瞬間だった。

しかし現実は線路は地上のみ(当たり前)、メーテル、鉄郎はいな

い。汽笛だけが999だった。