asagao5-11’s diary

300~600字程度で、昔の記憶を記録する

< ラジオ体操 >

 ラジオ体操の曲を聴くだけで小学校の夏休みを思い出す。懐かし

く、ちょっと嬉しく(夏休みに入っても友達に会える)なる。

朝6時15分になるとワサワサと声が大きくなり、人が集まってい

る感が布団の中からでも聞こえてくる。「あっ!もう行かなきゃ」

 私は公団で育った。当街区は同級生のお父さんが夏休みのラジオ

体操の模範先生となって小学生らを引っ張ってくれた。他にはキャ

ンプ、登山、遠足と楽しい時間だった。

 ラジオ体操が終わった後は友達と8時頃まで遊んでそれから家に

帰ることが多く、母親からは毎日のように「いつまで遊んでいるの

?やることやってから遊びに行きなさい」と言われていた。(たま

に早く帰ってくると「あらっ!今日は早いお帰りで!どういう風の

吹きまわし?まぁいいけど」になる。)“やることやる”は夏休みの

宿題である。もちろん私は後半追い上げ型である。

8月31日まで焦っている。アサガオ絵日記はもう大変!「お母さ

ん、7月〇〇日のアサガオどうだったっけ?」と聞く始末。

 先日、朝起きてからラジオ体操をやってみた。身体のあらゆる所

が柔らかくないことに今頃気づいた。小学生の時は柔らかかったの

に、今は足の屈伸をするだけで膝に痛みがでる。一つ一つ丁寧にや

ればなんと奥深い体操なのだろう。侮ってはいけない。わずか数分

で身体がほぐれ楽になる。これから毎日ラジオ体操で1日をスター

トさせよう!という意気込みだけはある。