< ラジオ体操 >
ラジオ体操の曲を聴くだけで小学校の夏休みを思い出す。懐かし
く、ちょっと嬉しく(夏休みに入っても友達に会える)なる。
朝6時15分になるとワサワサと声が大きくなり、人が集まってい
る感が布団の中からでも聞こえてくる。「あっ!もう行かなきゃ」
私は公団で育った。当街区は同級生のお父さんが夏休みのラジオ
体操の模範先生となって小学生らを引っ張ってくれた。他にはキャ
ンプ、登山、遠足と楽しい時間だった。
ラジオ体操が終わった後は友達と8時頃まで遊んでそれから家に
帰ることが多く、母親からは毎日のように「いつまで遊んでいるの
?やることやってから遊びに行きなさい」と言われていた。(たま
に早く帰ってくると「あらっ!今日は早いお帰りで!どういう風の
吹きまわし?まぁいいけど」になる。)“やることやる”は夏休みの
宿題である。もちろん私は後半追い上げ型である。
8月31日まで焦っている。アサガオ絵日記はもう大変!「お母さ
ん、7月〇〇日のアサガオどうだったっけ?」と聞く始末。
先日、朝起きてからラジオ体操をやってみた。身体のあらゆる所
が柔らかくないことに今頃気づいた。小学生の時は柔らかかったの
に、今は足の屈伸をするだけで膝に痛みがでる。一つ一つ丁寧にや
ればなんと奥深い体操なのだろう。侮ってはいけない。わずか数分
で身体がほぐれ楽になる。これから毎日ラジオ体操で1日をスター
トさせよう!という意気込みだけはある。