asagao5-11’s diary

300~600字程度で、昔の記憶を記録する

< お尻を拭くトイレットペーパーの長さ >

 母:「どこまで長く出すの~」

   「ほらぁ~詰まったじゃない!」

祖父母宅の作ったばかりの2階のトイレで事は起きた。

 

1階は和式トイレ、2階は新設の洋式トイレ。

団地育ちの私は洋式に慣れていた。

 2階にはトイレはなかった。2階で寝る祖母は夜中

わざわざ1階まで降りている。夜中だし、急な一直線

階段だし、2階に作ったのは正解だった。

 夏冬の休みにお泊りで行く我々は主に2階のトイレ

を使う。

妹が入る。なぜか長い、トイレットペーパーの長さと

使用時間だ。いつまで入っているのか?

私:「ねぇ~まだ~!」

妹:「だって手にう〇ちがつくのイヤだもん!」

私:「いつまで入っているんだよ~、長いぞ~、漏れ

  ちゃうよ~」

妹:「1階のトイレ行けばいいじゃん、お母さん呼ん

  きて!」

 母、参上!トイレの扉を開け、

母:「何をやっているの?」

(室内は床面が見えないくらいトイレットペーパーが

 散乱している。)

  「使いすぎ!手なんかにつかないから」

妹:「ついたらどうするの?」

母:「拭けばいいじゃない」

 

 数日後、詰まった。流れなくなり、逆流し始めた。

修理屋さんがしばらくして来た。「紙ですね~」

妹は反省したのか、恐る恐るトイレットペーパーを

ゆっくり引いて、母にいちいち長さを確認していた。

妹:「これくらい?」

母:「長い!!こんなもんでいいのよ」

しばらく押し問答が室内で続いた。

 

 各々使用長さ、使用時間の違いはありますが、

どのくらいが適正なのでしょうか?